ちょっとディープな生物の世界

真核生物のタンパク質の合成-転写・スプライシング・翻訳-

たんぱく質の合成にはRNAが必要

DNAはタンパク質の情報が記されている設計図である。DNAを核外に出すことは危険であるので、コピーを核外に出して使用する。DNAのコピーをRNAと呼ぶ。

RNAはDNAと似ているが、デオキシリボースの代わりにリボースが使用されている。また、チミンの代わりにウラシル(U)が使用されており、2本鎖ではなく1本鎖である。

https://ja.wikipedia.org/

[amazonjs asin=”4062575442″ locale=”JP” title=”生命のセントラルドグマ―RNAがおりなす分子生物学の中心教義 (ブルーバックス)”]

転写:DNAを基にRNAを合成する

DNAからタンパク質を作る際には、はじめにDNAのコピーであるRNAを合成する必要がある。DNAの塩基配列を基に、RNAを合成することを転写と呼ぶ。DNAの2本鎖の一部がほどけ、DNAのA、T、G、Cの塩基に、RNAのU、A、C、Gが結合し、1本鎖のRNAが合成される。

転写は次の動画のようにRNAポリメラーゼによって行われる。

スプライシング:不要な部分をカットする

合成されたRNAには、必要な部分と不必要な部分が存在する。不必要な部分を排除し、必要な部分だけを残す作業をスプライシングと呼ぶ。スプライシングを経たRNAはmRNA(メッセンジャーRNA)と呼ばれる。

翻訳:mRNAの情報を基にたんぱく質を合成する

mRNAの情報を基に、タンパク質を合成する過程を翻訳と呼ぶ。まず、mRNAはリボソームに運ばれる。mRNAの3つの塩基(コドン)は1つのアミノ酸を指定し、指定されたアミノ酸をtRNAがリボソームへと運ぶ。運ばれたアミノ酸は結合していき、タンパク質が合成される。

動画で見ると次のようになる。mRNAのコドンに合致するtRNAが次々とアミノ酸を運んでくる。

セントラルドグマ

DNAの情報を基にRNAが合成され、RNAの情報を基にタンパク質が合成される。この流れをセントラルドグマと呼ぶ。

DNA ⇒ RNA(mRNA) ⇒ タンパク質 

6 COMMENTS

生物

不要な部分→必要な部分 では?

返信する
管理人

>生物さん
そのとおりでした!
ご指摘ありがとうございました。

返信する
あゆみ

タンパク質合成のσcycleって分かりますか。

返信する
管理人

申し訳ありません。存じ上げないのですが、調べてみて記事にしてみたいと思います。

返信する
生物がわかんな過ぎて困っている人

mRNAがメッセンジャーRNAなのはわかったのですが、tRNAはなにの略称なのか教えてくださいm(_ _)m

返信する
管理人

トランスファーRNAの略称です!

返信する

生物がわかんな過ぎて困っている人 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。