塩をかけるとカエルの脚が痙攣し始める
これはぜひ見てみたい実験。新鮮なカエルの足肉に塩をかけると、筋肉が収縮して痙攣が始まります。
なぜ食塩で筋収縮するの?
食塩(NaCl)を直接振りかけることによって、細胞外のナトリウム濃度が通常よりも急激に上昇します。細胞内にもナトリウムポンプなどを介してナトリウムイオンが流入し、細胞内の電荷が通常よりも正になり、活動電位が発生します。その結果、カエルの筋肉が収縮すると考えられます。
電気的な関係(細胞内は負、細胞外は正)が崩れれば活動電位が発生するので、塩をふりかける他に、直接電気を流して電荷のバランスを崩してやっても筋肉は収縮します。