多細胞生物の出現
15億年前に多細胞生物が出現した。
エディアカラ生物群
先カンブリア時代末期に出現した多細胞生物群をエディアカラ生物群と呼ぶ。特徴として扁平であり、体が柔らかい。しかし、地球の大規模な変化により絶滅した。
バージェス動物群
カンブリア紀に出現した多種多様な無脊椎動物。突如生物種が増えたことからカンブリア爆発と呼ばれる。硬い組織や触手が特徴的である。
無顎類
カンブリア紀の中頃に最初の脊椎動物である無顎類が出現した。下画像は現代の無顎類であるヤツメウナギである。
陸上植物
古生代のオルドビス紀からシルル紀に海面が低下し湿地が形成され、陸上植物が出現した。その後、乾燥した環境に適応して維管束が発達したシダ植物や裸子植物が出現した。乾燥から配偶子を保護する造卵器や造精器の発達や、花粉管による受精も現れた。
脊椎動物の上陸
硬骨魚類が、両生類へと進化し陸上へと進出した。両生類は爬虫類へと進化した。ひれが四肢へと進化し、浮袋が肺へと進化した。中生代には恐竜類に進化した。甲殻類は昆虫類に進化し、陸上進出した。進化が進むほど、発生段階における乾燥への適応がなされ、水中の卵生から硬い殻を持つ卵となり、胚膜や胎盤の形成へと発展していった。
ほ乳類の出現~霊長類へ
ほ乳類は中生代に両生類から進化した。恐竜絶滅後には多様に分化し、霊長類の起源となる食虫類が出現した。下動画は現在の食虫類であるツパイである。