植物の配偶子形成

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被子植物の配偶子形成

被子植物は雄性配偶子である花粉と、雌性配偶子である卵細胞が形成される。卵細胞形成の際には、栄養分を蓄える胚のうも作られるのが特徴である。

花粉の形成

  1. 花粉母細胞(2n)が減数分裂し、花粉四分子(n)となる。
  2. 花粉四分子(n)は体細胞分裂し、雄原細胞(n)花粉管核(n)となる。
  3. 雄原細胞(n)はさらに体細胞分裂し、精細胞(n)×2となる。
  4. 精細胞(n)は受精するための精核(n)をそれぞれ1つずつ持っている。
花粉
上:花粉の形成。紫色のものが花粉管核http://www.biosci.ohio-state.edu

精細胞

卵細胞と中央細胞と受精するため精細胞は2つある。これを重複受精と呼ぶが、重複受精をするのは被子植物のみ。

精細胞
Aが精細胞核、Bが精細胞膜表面、CがAとBを合わせたもの。http://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/289

花粉管

柱頭から胚のうまで距離があるため、花粉管を伸ばして精細胞を送る。

胚のうの形成

  1. 胚のう母細胞(2n)が減数分裂し、胚のう細胞(n)とその他の細胞(n)×3となる。
  2. 胚のう母細胞以外は退化する。
  3. 胚のう母細胞で核分裂が起き、8個の核が生じる。
  4. それぞれが細胞膜でしきられ、反足細胞(n)×3、中央細胞(n+n(核が2つある))、助細胞(n)×2、卵細胞(n)となる。それぞれを全て合わせて胚のうと呼ぶ。
花粉
下:胚のう形成。右端のオレンジ色が反足細胞、青色が中央細胞の核、赤色の中央が卵細胞、赤色の残りが助細胞http://www.biosci.ohio-state.edu

反足細胞

胚のうに養分を供給する役割があるかもしれないとされているが、よくわかっていない。発生に伴い消失する。

反足細胞
左にある3つの細胞が反足細胞http://plantphys.info/plant_biology/labaids/flowerlab/

中央細胞

精細胞と受精して胚乳(3n)となる。核が2つあるのが特徴。

egg
真ん中の楕円の細胞が中央細胞。中に助細胞(左)、卵細胞(左)、反足細胞(右)も埋まっている。http://www.iasprr.org/old/iasprr-pix/lily/female.shtml

助細胞

花粉管を誘導する物質を放出する。

卵細胞

精細胞と受精してになる。

裸子植物の配偶子形成

裸子植物の一部(イチョウやソテツ)は精細胞の代わりに精子を形成する。

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