重力屈性の仕組み

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重力屈性はアミロプラストの位置とオーキシンの働きによって生じる。アミロプラストとは、色素体(プラスチド)内にデンプン粒が入っている細胞小器官の名称である。

amiro
アミロプラスト

茎での重力屈性(負)

茎は重力と反対の方向に屈曲する。これを負の重力屈性と呼ぶ。この屈性は内皮細胞内にあるアミロプラストの位置によって引き起こされる。

naihi
内皮細胞

仕組みは以下の通りである。

  1. 内皮細胞内のアミロプラストが重力によって地表側(重力側)に移動。
  2. オーキシンが地表側に輸送される。
  3. 地表側の細胞が成長し、結果、茎が屈曲する。
gravitropism

根での重力屈性(正)

根は重力の方向に屈曲する。これを正の重力屈性と呼ぶ。根ではオーキシンは成長を抑制する働きをする。仕組みは以下の通りである。 

  1. 根冠の平衡細胞内のアミロプラストが重力に従って移動する。
  2. PINタンパク質によってオーキシンが根の重力側に輸送される。
  3.  重力側の細胞の成長がオーキシンによって抑制される。その結果、根が屈曲する。

 statocytes
根が重力に対して垂直の時は、偏りなくオーキシンが輸送される(左)。根が重力に対して垂直でない時は、重力側にオーキシンが輸送される(右)http://plantphys.info/plant_physiology/auxin2.shtml

auxinrootcapls
平衡細胞とアミロプラストhttp://plantphys.info/plant_physiology/auxin2.shtml

+ gravitropism MC
正の重力屈性http://botit.botany.wisc.edu/

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