染色液とは
細胞はふつう、顕微鏡で見ると無色(透明)に見える。そのため、観察したい部位のみを染色し、観察しやすくなる技法が生物学で発展してきた。
ただし、染色液に浸すと大抵の細胞は死んでしまうため、細胞を生きたまま染色することはできない。生きたままある部位のみを観察しようとする場合は、GFPなどの遺伝子を導入する方法がある。
酢酸オルセイン・酢酸カーミン
細胞核を赤色に染色する。代表的な実験方法は動画で確認しよう。
メチレンブルー
細胞核を青色に染色する。
ヤヌスグリーン(ヤヌス緑)
ミトコンドリアを青緑に染色する。
TTC溶液
2,3,5-トリフェニルテトラゾリウムクロライドの略。ミトコンドリアを赤色に染色する。
ニュートラルレッド
液胞を赤色に染色する。
サフラニン
細胞壁を赤色に染色する。
https://www.photomacrography.net/
硝酸銀(ゴルジ染色)
ホルムアルデヒドで固定し、ニクロム酸カリウムに浸した資料を硝酸銀に浸すと神経細胞が染色される。
細胞染色って、どこを何色に染めるか、大体決まりきったものがあったんですね!
コメントありがとうございます。
染色液はそれぞれ用途がありますね。
酢酸カーミンと酢酸オルセインの違いはなんですか?
コメントいただきありがとうございます。カーミンとオルセインの物質そのものが違います。せっかくなので記事にしてみました。ご覧ください。
http://manabu-biology.com/archives/%E9%85%A2%E9%85%B8%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A8%E9%85%A2%E9%85%B8%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84.html
違いはないと思います
テストでもどちらでも良いと解答用紙や
解説に書いてあります
用途に違いはありませんが、物質としては違いがあります!
物質としての違いは特に問われることもありません。