小脳で唯一出力を行うのはプルキンエ細胞
小脳はたくさんの筋肉が連携して無意識的に運動を行えるよう調節する器官です。小脳が損傷すると、真っすぐに歩くことさえできなくなります。
小脳の皮質で情報を受け取り、さらに情報を出力するのは、プルキンエ細胞と呼ばれる細胞です。小脳ではプルキンエ細胞のみしか出力を行いません。
プルキンエ細胞の構造
プルキンエ細胞の細胞体からは縦横無尽におびただしい量の樹状突起が出ているのが特徴です。プルキンエ細胞は小脳に1500万個存在し、シート状に並んでいます。重金属や酸素欠乏に弱く、変性しやすいとの弱点を持っています。