キンチャクガニとは?
キンチャクガニは体長3cm程の伊豆大島以南に生息するカニで、両手にイソギンチャクを共生させているのが特徴です。イソギンチャクは刺胞動物であり、触れると毒入りの棘を発します。キンチャクガニはイソギンチャクで武装をしているのです。
一方、イソギンチャクにとっては持ち運ばれることによって触手で多くの食物を捕らえることができるため、一応ウィンウィンの関係にはなっています。
威嚇のつもりでしょうが、チアダンスにしか見えません。
イソギンチャクを奪い合う戦い
キンチャクガニはイソギンチャクを失うと、他のキンチャクガニからイソギンチャクを奪うことがあります。
また、イソギンチャクを失ったキンチャクガニは、イソギンチャクを2つに裂いてクローンを作り、新たに装着するとの報告もあります。