ミズグモとは?
ミズグモは日本やヨーロッパの池や沼に生息する体長9~15mmほどの小さなクモです。クモの中で唯一水中で暮らすというかなりの変わりものです。
ミズグモの腹部には細かい毛があり、この毛と毛の間に空気が溜まります。ミズグモは腹部で呼吸をしていますが、腹部に纏った空気が酸素ボンベのような役割をするため、水の中でも呼吸をすることができます。
水中に巣を作る
また巣も水中に通ります。水草にクモの糸を張り、その中に気泡をため込みます。もちろん一度で大量の空気を送り出すことができないのに、空気の泡を水中に何度も運びます。そうして大きな空気の泡でできた巣を作ります。この巣はミズグモにとっては休憩所で、エサも巣の中でゆっくりと食べます。