一遺伝子雑種
ひとつの形質に着目した純系を掛け合わせた雑種。ある花の色の形質について、青色にする遺伝子をP(ラージピー)、白色にする遺伝子をp(スモールピー)とする。このアルファベットは適当であり、AでもBでもなんでも良い。Pはpに対して優性である。PPとppを掛け合わせ、F2まで得ると次のようになる。
親(P)の配偶子
配偶子は相同染色体が分離することによって作られる。
花の色の遺伝子を持つ相同染色体。上が青の遺伝子P、下が白の遺伝子pとする。これらが分離して配偶子となる。http://www.zo.utexas.edu/faculty/sjasper/bio301L/genetics.html
PPの個体が作る配偶子はPとP、つまりPだけである。ppの個体が作る配偶子はpとp、つまりpだけである。
F1の遺伝子型
PPの配偶子Pと、ppの配偶子pを掛け合わせると、組み合わせはPpだけである。
F1の配偶子
Ppが作る配偶子はPとpである。
F2の遺伝子型
F2はF1を自家受精することによって得る。Pとp×Pとpの組み合わせは、PP、Pp、Pp、ppがある。
F2の表現型
Pを持っている個体は青になるので、表現型の割合は[青]:[白]=3:1となる。異なる純系同士を掛け合わせると、必ず表現型は3:1になることがポイント。
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