モンウスギヌカギバとは?
モンウスギヌカギバ(Macrocilix maia)とはカギバガ科に分類される蛾です。日本や中国、スマトラ、マレー、インドなどに生息しています。
モンウスギヌカギバは見事な擬態の模様を持つ蛾として有名です。羽にはリアルなハエの姿が描かれており、鳥の糞に集まる2匹のハエに見えます。
ハエを捕食する動物を引き寄せるデメリットはありますが、大抵の鳥は糞にたかるハエに興味を抱かなかったのでしょう。そんな自然淘汰が繰り返されて、ここまでリアルになりました。もう何万年後かにはさらにリアルになっているかもしれませんね。
自然淘汰ってヤバいと思わされる生き物。
日本にも生息していますが、そこまで擬態の精度は高くない模様。残念。