花の形成(ABCモデル)
花の形成には調節遺伝子が3つ働く。それぞれ、A、B、Cと名づけられており、ホメオティック遺伝子である。それぞれが相互作用して、遺伝子発現を調節している。
- A→がく
- A+B→花弁
- B+C→おしべ
- C→めしべ
ホメオティック遺伝子
胚発生の初期において組織の前後軸および体節制を決定する遺伝子である。ショウジョウバエのホメオティック遺伝子(アンテナペディア、バイソラックス)などが有名。
ABCモデルのホメオティック突然変異
A、B、Cのいずれかが突然変異が起きると、花の形態が大きく変化する。
- Aの異状:がくと花弁を形成しない。
- Bの異状:花弁とおしべを形成しない。
- Cの異状:おしべとめしべができない。