ウスバシロチョウとは?
ウスバシロチョウはチョウ目・アゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科に分類される昆虫です。
ウスバシロチョウのオスはメスとの交尾を終えた後、すぐには飛び立たずに数時間一緒にいます。ウスバシロチョウの幼虫はムラサキケマンという毒草を食べて体内に毒を蓄積しており、成虫になっても毒性は維持されます。そのため、交尾の後にじっとしていても捕食者に襲われる心配はありません。
オスは交尾中に精子と共に分泌液をメスに分泌します。この分泌液は固まって交尾栓と呼ばれる栓になり、メスは他のオスと交尾できなくなります。しかし、この交尾栓を作るのは結構大変らしく、一生のうちに1~2個ほどしか作れないそうです。
メスに突き刺さっている交尾栓(黒ずんだ黄色いもの)の画像。けっこうがっつり栓してますね。