サイガとは?
サイガ (Saiga tatarica) はウシ科サイガ属に分類される生物で、中央アジアに生息しています。
サイガの最大の特徴はその鼻です。眼のあたりから口先にかけて鼻全体が膨らんでおり、大きな鼻の穴が開いています。この鼻のせいで一体どんな種類の動物なのか一瞬困惑しますが、サイガはウシの仲間です。
サイガのくらす草原は寒く乾燥が厳しいため、外気を直接吸い込むと肺に負担がかかります。鼻の内側は複雑なひだ状になっており、鼻を通過した空気は温められて湿気も加わり、肺に優しい空気となります。
サイガはかつては一億頭存在し、ニガヨモギというキク科の植物を求めて大移動する動物でした。現在は絶滅危惧種に指定されるほどの少なさです。
よく見るとかわいい顔をしているね。