ちょっとディープな生物の世界

「くしゃみ」の回数で合意形成する民主主義的(?)な動物「リカオン」

皆でくしゃみをして狩りに行くか決める

リカオンは(Lycaon pictus)は、哺乳綱食肉目イヌ科リカオン属に分類される動物です。アフリカのサバンナに生息しています。

photo by wikipedia.org

リカオンは群れで狩りを行いますが、狩り直前にはラリーと呼ばれる集会を行います。集会では「くしゃみ」(鼻から大きく息を吐き出す行動)が多くみられることを研究者は発見しました。さらに、そのくしゃみの回数が多いほど、狩りに行く可能性が高くなるというのです。くしゃみが合意形成に役立っているのではないかと考えられています。

また、群れの中で上位の個体が3回くしゃみをすれば狩りにいくこともあるのに対し、下位の個体では10回くしゃみしてようやく皆が重い腰を上げることも。誰がくしゃみをするかが大切なんですね。

クシュンクシュンとくしゃみをします。

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