受精して生命が始まる
今回のテーマは「受精」。有性生殖を行う生物は、母親・父親から染色体をもらい、新しい個体となります。卵や精子は通常の個体の半分の数の染色体(ヒトならば23本)をもっており、これが合体して通常の数の染色体数(23本+23本=46本)に戻ります。
生命活動がスタートする瞬間は、とても神秘的&ダイナミックです。様々な生物の受精(人工授精を含む)をまとめてみました。
ヒトの卵の受精直後の様子です。精核と卵核が融合を果たすと細胞分裂がスタートします。
受精3~5日後のヒトの卵の様子です。卵はタンパク質の殻(透明帯)に包まれていますが、「孵化」して外に出ます。実はヒトにも「孵化」という現象が起こるんです。Newton2020年10月号に掲載されます。
体外受精の様子です。精子が管を通って卵に届けられています。
ウニの卵の受精の瞬間です。多くの精子が入ってこないように、受精後に受精膜を形成します。
まさに生命が始まる瞬間!神々しいものを感じますね。