ちょっとディープな生物の世界

マクロファージと好中球の違いとは?

マクロファージは病原菌以外も何でも食べる細胞

photo by wikipedia

マクロファージも好中球も同じ食細胞として自然免疫で働きます。しかし、微妙に働きが異なります。

好中球は細菌などの病原体と戦う「第一線」の細胞で、速やかに感染部位に集まり、病原体を攻撃・食べる(貪食)役割を担います。寿命が短いのが特徴です。

マクロファージは感染部位で異物を貪食するほか、死んだ細胞や異常な細胞を処理します。さらに、免疫システム全体を調整する信号を送る長寿命の細胞です。

マクロファージが大食漢と呼ばれる所以は、ここにあるんだね。

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