ナスティテルメス・シロアリの女王は100年生きる
オーストラリア大陸に生息するナスティテルメス・シロアリの女王アリは成虫になってから100年間生き続けることが確認されています。
ナスティテルメス・シロアリは高さ6mの巨大な蟻塚を作り、300万匹のコロニーを形成します。その王室では女王アリは卵を100年間産み続け、一生の間で50億個産むともいわれています。
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ちなみにシロアリは「アリ」との名称がついていますが、ゴキブリの仲間です。古生代には出現しています。拡大してみると形状はゴキブリにも似ています(下画像はナスティテルメス・シロアリ)。一方、アリは中生代に出現したハチの仲間です。
シロアリは真社会性なので女王は快適な環境で暮らす
シロアリと言えばアリと同じく真社会性の昆虫として有名です。真社会性とは、生殖を行う個体が限られており、他の個体は生殖能力を持たないような社会性のことを指します。シロアリもワーカーや兵隊などの役割が当てられ、女王の生殖活動と生命維持のために様々な活動を行います。女王アリは快適な部屋で食べ物に困らずに過ごすことができます。そのため、シロアリの女王の寿命は20~50年のものもいますし、アリの女王も10~20年は生きることが確認されています。