リボザイムとは
酵素活性を持つRNAのことをリボザイムと呼ぶ。リボザイムはRNA自身を切断したり、貼り付けたり、挿入したり、移動したりする活性・能力を持っているRNAである。tRNA、rRNA、mRNAとは異なるRNAである。
下の動画はリボザイムがRNAを切断する様子のイメージである。
RNAが酵素のような働きをすることは、生命が誕生した初期はRNAワールドであったことを示す根拠となっている。RNAワールドとは生命誕生の最も初期はRNAの働きによって生命現象が成り立っていたという説である。
また、テトラヒメナという生物はたんぱく質を使わず、リボザイムによってスプライシングを行うことが知られている(自己スプライシング)。