末病とは
末病とは2000年状前に書かれた中国の書物「皇帝内経」にも登場する概念で、病気とまでは言えないものの健康ではない病気と健康の中間の状態を指します。疲れやすい、体がだるい、冷えやすい、食欲がない、疲れがとれない、眠れないなどの症状があります。
末病がなぜ重要なの?
高齢化社会において医療費が増大する中で、今後はいかに病気にならないかが重要になります。末病の状態を分析し、そこから病気の可能性を発見できれば、病気を予防することが可能になります。
末病を科学的に捉えることに成功
富山大和漢医薬学総合研究所(富山市杉谷)の2019年6月24日に「未病」の状態を「数学理論に基づくデータ解析で科学的に捉えることに成功した」と発表しました。
心拍数や血圧などの揺らぎを測定し、それを発病を予想する「DNB理論」で分析すると、マウスのメタボリックシンドロームの発症を予想できたそうです。今後はヒトなどで応用していく技術となるでしょう。