【Q＆A】アポトーシスとネクローシスの違いとは？

プログラムされているかどうかの違い

アポトーシスもネクローシスもどちらも細胞死を表現する言葉です。

アポトーシスはプログラムされた細胞死で、細胞が凝縮して自ら死んでいきます。これは、卵からの発生の時に指と指の間の細胞が死んでいき、指が形成される過程などで見ることができます。

一方、ネクローシスとは損傷などによって自己融解のスイッチがオンになり、細胞が死ぬことです（いわゆる壊死と呼ばれるものです）。DNA のランダムな断片化が起こり、細胞が膨潤・破裂し、内容物を放出して周囲の組織に炎症反応を起こしたりします。ネクローシスはプログラムされているわけではなく、外部からのダメージによって引き起こされます。