ちょっとディープな生物の世界

ミドリムシの進化-ミドリムシはどうやって葉緑体を手に入れた?-

ミドリムシは2回藻類共生している

葉緑体やミトコンドリアなどの生物は独自のDNAを持っているが、これらの遺伝子の一部は共生している細胞の核に取り込まれることがある。

http://dblab.rutgers.edu/

ミドリムシの遺伝子を調べると、紅藻類が二次共生した藻類(紅色系二次藻類)が起源と考えられる遺伝子が複数見つかった。葉緑体の起源となっている緑藻類の遺伝子も見つかっている。

https://modia.chitose-bio.com/

またミドリムシの近縁種で葉緑体を持たないフトヒゲムシの遺伝子を調べると、フトヒゲムシにも紅藻類が二次共生した藻類が起源と考えられる遺伝子が発見された。

http://protist.i.hosei.ac.jp/

これらのことから、ミドリムシの進化の過程を考えてみると次のようになる。

  1. 褐藻類を真核生物が取り込み、紅色系二次藻類となる。
  2. 紅色系二次藻類をミドリムシの祖先が取り込み赤いミドリムシとなる。
  3. 赤いミドリムシの葉緑体が退化し、フトヒゲムシの祖先となる。
  4. 緑藻類をフトヒゲムシの祖先が取り込み、現在のミドリムシになる。

このような過程を経て現在のミドリムシが形成されていったと考えられている。

https://en.wikipedia.org/

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