ユカタンビワハゴロモとは?
ユカタンビワハゴロモ(Fulgora laternaria)は半翅目ビワハゴロモ科に分類される昆虫でカメムシの仲間です。中南米に生息しています。
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ユカタンビワハゴロモの頭の先には落花生に似たワニの頭のような模様が描かれた膨らみがあります。この膨らみは頭ではなく、中には何も入っていません。空っぽです。
![](https://manabu-biology.com/wp-content/uploads/2021/05/Peanut_Bug_Fulgora_laternaria_6766673085-1.jpg)
この頭が光るというわけのわからない情報も出回っていますが、もちろん嘘です。光りません。
この頭の膨らみの役割はよくわかっていませんが、この膨らみを攻撃させることで本当の頭を守っているのではないかとの考えや、鳴き声を増幅させるのではないかとの考えもあります。
![](https://manabu-biology.com/wp-content/uploads/2021/05/Fulgora_laternaria_Head_LateralView.jpg)
現地では「この虫にかまれた人は、24時間以内に彼氏または彼女と結ばれなければならない、さもなくば死す!」との言い伝えがあるのだそう。しかし、ユカタンビワハゴロモは噛む顎がないという矛盾…。
見れば見るほど謎な姿。