アルビノは色素合成遺伝子に異常があるが白化種は正常
アルビノとは色素合成遺伝子に何らかの異常が起こり(突然変異)、色素が合成できなくなった個体です。そのため、瞳孔も血管が透けて赤色に見えます。
一方、白化種とはいわゆる「先祖返り」であり、氷河期を生き抜いてきた動物たちの遺伝子に眠る保護色としての白化の情報が何らかの要因によって表現型として現れる現象です。元々あった遺伝子にスイッチが入るという感じです。色素合成遺伝子に異常はないため目は黒色です。
まとめ
違いをまとめると次のようになります。
- アルビノはメラニン色素を合成できず(遺伝子異常)、体が白くなる。
- 白化種は氷河期時代の遺伝子が何らかの原因によって復活して体が白くなる。
一般的に目を見れば判別できます。
- アルビノ:一般的に赤色
- 白化種:黒色
しかし、アルビノの個体でも、目が薄青だったり緑だったりする場合があるようです。