アルビノではなく白化種が集団化したもの
アルビノとはメラニンの色素を作る遺伝子に異変がある個体のことを指します。アルビノは黒色の色素を作ることができないため、目が赤色です。しかし、ホッキョクグマなどは目が黒色です。このことから、単純に毛の色が薄い白いクマやキツネ(メラニン色素合成の遺伝子は壊れていない)と言うことができます。
氷河期の時代には、多くの脊椎動物がホッキョクグマなどのように白色の保護色であったと考えられています。その遺伝子は現在も残っており、たまに「先祖返り」が起こり、白化種が現れることがあります。ホッキョクグマやホッキョクギツネなどは、この白化種が集団化し、白化の遺伝子の発現が維持された生物種であると言えます。
他にどのような白化種がいるの?
下画像のように様々な白化種が確認されています。