のど袋を広げると球体になる謎の魚
フクロウナギ(Pelican eel)はフウセンウナギ目フクロウナギ科に属する魚です。深海魚として知られており、水深550-3,000mに生息しています。
口が非常に大きく、獲物を確実に捕食できるように進化しました。両顎には多数の微小な歯が並んでいます。
のど袋を最大限に広げた場合には球体状になります。まるで海に漂う音符です。
のど袋がポヨポヨしてますね。
なぜ大きな口を持っているの?
餌は主にプランクトンを捕食していますが、詳しい生態はわかっていません。
両顎には多数の小さな歯が並んでいることから、大型の餌は食べていないと推定されています。しかし、餌が見つからない非常時には魚などを捕食できるように大きな口を持っているのではないかと推測されています。