ちょっとディープな生物の世界

ゴキブリの本当の名前は「ゴキカブリ」

ルビの振り間違えで一層気持ち悪い名前に

ゴキブリはゴキブリ目に分類される昆虫で、3億8000万年前から殆ど変わらない極度に完成したフォルムを持っています(画像はオオメンガタブラベルスゴキブリです)。

photo by wikipedia.org

ゴキブリは本来「ゴキカブリ」という名称で、由来は「御器囓り」、つまり蓋つきのお椀(御器)にかじりつく虫という意味でした。簡単に言うと台所で残飯をあさっている虫ということですね。

しかし、明治22年に出版された「中等教育・動物学教科書」では、ゴキブリを意味する漢字「飛蠊」に誤って「ゴキブリ」とルビを振ってしまったことから「ゴキブリ」と呼ばれるようになりました。「ゴキブリ」よりも「ゴキカブリ」の方が意味のある名前っぽくて良かったかもしれませんね。

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