ネットワークの基本：LANとパソコンの繋ぎ方

NICを通してLANとコンピュータを繋ぐ

LANとノード（パソコンやルーター）などの繋ぎ口をポートと呼びます。NICはポートを持つ部品のことを指します。無線LANアダプタなどもNICの一種です。多くの製品はNICが備わっており、ドライバーもインストールされています。

TCP/IPの設定

TCP/IPとはコンピュータネットワークやインターネットを動かしている通信技術を総称したものです。例えば、あるデータ（データＡ、データＢ，データＣ）があった場合、それぞれＡ、Ｂ、Ｃに何の情報が書かれているかを知らなければ無意味な情報の羅列となります。Ａには宛先、Ｂには自分の住所、Ｃにはデータ内容…など、それぞれのデータがどういう規格（プロトコル）なのかを示すのがTCP/IPです。

パソコンではTCP/IPに関する情報を設定することができます。設定する項目はIPアドレス、ゲートウェイアドレス、DNSサーバーアドレスなどです。

コントロールパネル→ネットワークの状態とタスクの表示→ネットワークと共有センター→イーサネット（Wi-Fiの場合は「Wi-Fi*********」と表示されます）→プロパティから項目を設定することができます。

IPアドレスとは

IPアドレスはインターネット上における住所のようなものです。プロバイダ経由でインターネットに接続する場合は、自動で供給されます。また、すべてのサイト（つまりサーバー）にもIPアドレスが設定されており、この住所を使って必要な情報を行き来させています。

デフォルトゲートウェイアドレスとは

デフォルトゲートウェイとは異なるネットワーク同士を接続するネットワーク機器の事を指します。パソコンがルーターを経由してネットワークに接続されていた場合、このルーターのアドレスがゲートウェイのIPアドレスとなります。

デフォルトゲートウェイは、ネットワークに接続する上で非常に重要な働きをします。普通、通信する場合には相手のIPアドレスへのルートを知っておく必要があります。しかし、世界中に存在するIPアドレスへの個々へのルートをコンピュータが把握できるはずがありません。そのため、通信したい相手のIPアドレスのルートがわからなければルータに投げる、そのルータのあて先がゲートウェイアドレスです。

DNSサーバーアドレスとは

DNSサーバーとは、ドメイン名（〇〇.comなど）をIPアドレスに変換してくれる翻訳機のようなものです。WebサイトのURLをブラウザ上で入力すると、DNSサーバーに送られ、IPアドレスが返されます。このIPアドレスを使って、指定のWebページ（サーバー）にアクセスすることができます。DNSサーバーアドレスとは、DNSサーバーを指定するアドレスです。

DHCPサーバーとは

普通、IPアドレスやDNSサーバーアドレスを手動で入力することはありませんDHCP（Dynamic Host Configuration Protocol）サーバーとは、ネットワークに繋がったコンピュータに自動的にIPアドレスやDNSサーバーアドレスを割り当てるサーバーです。家庭内ではルーターなどがDHCPサーバーとしての機能を有している場合が多いです。