ニジュウシトリバガとは?
ニジュウシトリバガとはチョウ目ニジュウシトリバガ科に分類される蛾です。日本にも生息しています。
昆虫は基本的に翅は4枚なのですが、ニジュウシトリバガの場合、その4枚がさらに6本ずつ枝分かれしています。つまり計24枚の翅を持っています。小枝のような翅は翅脈にあたります。翅脈とは、昆虫の翅にある脈のような模様のことです。この翅脈は飛ぶときに翅を広げるために使われます。
そもそも翅は4億年前に水生昆虫のエラとして使われていた器官が進化したものだと言われています。そもそも翅脈は8本であり、その後進化を重ねて昆虫の翅脈は6本になりました。ニジュウシトリバガの1枚の翅から6本さらに分かれていることにはしっかりとした理由があったんですね。