ちょっとディープな生物の世界

仲間の貯蔵タンクになる犠牲の精神のヤツ「ミツツボアリ」

ミツツボアリとは?

ミツツボアリはアリ科ヤマアリ亜科に分類されるアリです。オーストラリア、ニューギニア、南アメリカ、メキシコなどに生息しています。

多くの人間にとって「蜜」といえばミツバチですが、ミツツボアリが生息する地域では蜜を採取できる昆虫として重宝されてきました。ミツツボアリの貯蔵アリははきちれんばかりに蜜が詰まった腹を持ち、天井からぶら下がって動きません。

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仲間の働きアリが持ち帰る花の蜜やアブラムシから排泄される甘露を腹にため込み、食料が見つからない時に仲間に供給します。ミツツボアリのこのような行動は干ばつに備えて水分を蓄えるためだと考えられています。

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腹が蜜でパンパンです。

腹に蜜を蓄えている様子。たくさん入ると皮が薄くなって中身が見えるようになるんですね。

蜜に色をつければカラフルなミツツボアリを作ることもできます。

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