ちょっとディープな生物の世界

人間の脳を貪る殺人アメーバ「フォーラーネグレリア」

フォーラーネグレリアとは?

フォーラーネグレリアはヘテロロボサ類に属する原生生物(単純な単細胞生物)の一種です。

フォーラーネグレリアは普段は池などの泥の中や土の中で生活しています。フォーラーネグレリアを含んだ水が鼻に入ると、このアメーバは鼻の粘膜から神経を伝って脳に侵入してしまいます。フォーラーネグレリアは脳で増殖し、始めは嗅覚認知(匂いや味)の変化が起こり、続いて吐き気、嘔吐、発熱、頭痛などを示し、急速に昏睡し、発症して10日ほどで死亡します。

脳はフォーラーネグレリアの大群が分泌して消化酵素によってドロドロに溶かされてしまうそうです。95%の致死率を誇ることから「殺人アメーバ」と呼ばれています。

発症しても治療法はなく、いかにフォーラーネグレリアの侵入を防ぐかを考えるしかありません。比較的水温の高い25~35℃の湖などで生息しているため、そのような場所では泳ぐ・顔をつけるなどの行動を極力避けることをおすすめします。

感染したものの生き延びた少女の映像です。後遺症が残ってしまっているっぽいですね。

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