ちょっとディープな生物の世界

岩にくっつくとメス、メスにくっつくとオスになる「ボネリムシ」

オスはメスに寄生するユムシの仲間

ボネリムシ(Bonellia viridis)は環形動物門キタユムシ目ボネリムシ科に分類されるユムシの仲間です。日本近海や地中海に生息しています。

普段見ることができるボネリムシはメスのみで、体長2cmほどです。ボネリムシは体の本体は岩の間に埋めたまま吻だけを長く伸ばして砂の中のエサを捉えます。吻はT字になっており、思わず頭だと誤解してしまいそうです。

ボネリムシは生まれた時は性別が決定しておらず、岩に付着すればメス、メスに付着すればオス(体長数mm)となります。オスはメスの体に寄生し、体の機能も退化してしまうため一生離れることはできません。

海底をまさぐるボネリムシの吻、初見だったらなんだこれ??って思ってしまいますね。

ボネリムシ本体が出てきている映像。うねうねうね。

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