接着結合もデスモソームも細胞同士を結合する固定結合の1種です。それぞれカドヘリンと呼ばれる接着タンパク質によってお互いに結合し、細胞の形態保持に貢献しています。
どちらもカドヘリンを使う点は同じなのですが、カドヘリンが結合する細胞骨格がそれぞれ異なります。接着結合ではアクチンフィラメントに結合しており、デスモソームでは中間系フィラメントに結合しています。細胞骨格に結合することによって接着部分同士が結ばれて細胞の形態を保持することができます。
アクチンは直線状に伸びて、中間径フィラメントは縦横無尽に伸びているよ。どちらも細胞の形を保持するのに大切な細胞骨格だね。
