クロロフィル合成能力を突然変異で失った植物=アルビノ
動物ではメラニン色素合成能力を突然変異で失った個体をアルビノと言いますが、植物ではクロロフィル合成能力を失った個体をアルビノと呼びます。クロロフィルとは光合成に必要な光合成色素です。そのため、アルビノの植物は生育することができず、大半は枯死します。
しかし、一部の植物は根の菌根菌のネットワークを通じて他の植物から栄養をもらい生き延びることもできます。これらの植物は寄生植物と化していると言えます。
ちなみにギンリョウソウなどの寄生植物は元々クロロフィルを持っていないためアルビノとは呼びません。アルビノはあくまで突然変異で色素合成能力を失った個体を指します。