自分の毒への抗体を持っているから死なないが、強すぎる毒だと死ぬことがある
ヘビ毒には出血毒と神経毒があります。
出血毒はクサリヘビ科のヘビが持つ毒で、血液凝固に関わるプロトロンビンを活性化させて血液を凝固させます。その結果、血管が詰まって噛まれた動物は死に至ります。出血毒を持つヘビは、自分の自分の毒に対する抗体を持っています。そのため、自分自身や同じ仲間を噛んでも、抗体が毒物質に結合して無毒化してくれるので死にません。
神経毒はコブラ科のヘビが持つ毒で、神経細胞同士が連絡し合うために必要な受容体に結合し、神経細胞同士の連絡を遮断します。その結果、呼吸や筋肉の収縮を阻害します。これも、自分の毒への抗体を持っているので死にません。
しかし、注入された毒の量が多量であったり、毒の強さによっては自分の毒で死ぬことがあるそうです。普段は毒は毒腺から出ないので、自分の体液と混ざることはありません。
直ぐに答えがでるということは誰でも、なんとなく知りたいことなんですね。感心しました。
私は昨夜の夢で握って投げ捨てようとしてる毒蛇に手を噛まれそうになり、素早く手を避けて途端に蛇が自分の身体を噛んでしまい夢は覚めてました。あの蛇はどうなったか気になったという、くだらない質問です。ありがとうございました。