ミズスマシとは?
ミズスマシとはコウチュウ目(鞘翅目)にふくまれる甲虫の一群です。水面をスイスイと泳ぐ小さな虫です。
ミズスマシの頭部には左右に1つずつ複眼がついています。この複眼には仕切りがあり、水上を見る用と水中を見る用の眼にわかれています。4つの眼を持つのではなく、眼自体は仕切りがあるだけで2つです。
ミズスマシは上方と下方を見るので前方は見えていません。敵の接近を知るのには役立ちますが、狩りをするのには役立たない眼です。
なぜグルグル回っているの?
ミズスマシは水面をぐるぐる波を立てて泳いでいますが、触覚の付け根には波の振動を感じる感覚器が存在し、波の振動の違いでエサがいるかを判断します。また、捕食者の目をくらます役割もあるそうです。