水頭症とは
水頭症は脳内に髄液が溜まることによって脳内の圧力が高くなる病気です。髄液の産生・循環・吸収のシステムに異常が起こって発症します。2000年以上前のヒポクラテスも水頭症について記録しており、遥か昔から認知されている病気です。
高齢者の場合には頭痛、複視、バランス不良、尿失禁、人格の変化、または精神障害の症状が見られます。赤ちゃんでは頭のサイズが急速に増加します。
原因
水頭症は先天性の何か欠損が原因で発生したり、後天的に発症する場合もあります。後天性の理由としては、髄膜炎、脳腫瘍、外傷性脳損傷、脳室内出血、くも膜下出血などがあります。
治療方法
脳室から髄液が逃げるように腹腔とチューブで繋ぐ方法腹腔短絡術(V-P shunt)が一般的です。
どれだけの人が発症するの?
新生児1,000人あたり約1〜2人が水頭症になると言われています。発展途上国の率は、より高い割合で発症していると言われています。