哺乳類の本来のメリットは、体温調節(恒温)や発達した肺で効率よくガス交換することによって得られた機動力です。しかし、ナマケモノは哺乳類のメリットをあえて捨てる生存戦略をとっています。
体温調節もろくにできないため、素早く動くとオーバーヒートしてしまいます。呼吸数も少ないため酸欠になります。そのため、ゆっくりにしか動きません。雨季には体毛に苔が生え、それがカモフラージュにもなっています。
このナマケモノは残念ながらピューマに襲われ食べられてしまったようです。しかし、焦っている様子が全く伝わってきません。