ちょっとディープな生物の世界

脊椎動物のホルモンまとめ

脊椎動物のホルモン

脊椎動物のホルモンには以下のような種類がある。

  1. 放出ホルモン・抑制ホルモン
  2. 成長ホルモン
  3. 甲状腺刺激ホルモン
  4. 副腎皮質刺激ホルモン
  5. 生殖腺刺激ホルモン
  6. メラノトロピン
  7. バソプレシン
  8. チロキシン
  9. パラトルモン
  10. グルカゴン
  11. インスリン
  12. 糖質コルチコイド
  13. 鉱質コルチコイド
  14. アドレナリン
  15. エストロゲン
  16. プロゲステロン
  17. アンドロゲン

視床下部

放出ホルモン・抑制ホルモン
脳下垂体のホルモン分泌を調節する。

脳下垂体前葉

成長ホルモン
タンパク質の合成を促進し、筋肉や骨などの成長を促進させる。

甲状腺刺激ホルモン

甲状腺でのチロキシンの分泌を促進させる。

副腎皮質刺激ホルモン

副腎皮質での糖質コルチコイドの分泌を促進させる。

生殖腺刺激ホルモン
生殖腺での性ホルモンの分泌を促進させる。また、生殖腺の発達を促進させる。

脳下垂体中葉

メラノトロピン
両生類・爬虫類において、体色の変化をさせる。

 

体色は細胞内の顆粒が移動して変化する。

色素胞

https://en.wikipedia.org/

脳下垂体後葉

バソプレシン
腎臓の集合管において、水分の再吸収を促進させる。再吸収とは一旦ボーマン嚢でこしだされた原尿から、さらに水分などを吸収する現象である。これにより血圧を上昇させる。

甲状腺

チロキシン
様々な代謝を促進させる。また、成長・変態(両生類)を促進させる。

副甲状腺

パラトルモン
血液中のカルシウムイオンを増加させる。腎臓でのカルシウム再吸収増加の他、骨からカルシウムを血液中に放出させる。

https://en.wikipedia.org/

膵臓ランゲルハンス島A細胞

グルカゴン
血糖量を増加させる。

膵臓ランゲルハンス島B細胞

インスリン
血糖量を減少させる。糖尿病患者に投与されるホルモン。ランゲルハンス島のうち、大部分がB細胞である。下画像の赤い部分は蛍光標識がつけられたインスリンである。

https://en.wikipedia.org/

副腎皮質

糖質コルチコイド
血糖量を増加させる。

鉱質コルチコイド
ナトリウムイオンの再吸収とカリウムイオンの排泄を促進する。

https://en.wikipedia.org/

副腎髄質

アドレナリン
血糖量を増加させる。

卵巣ろ胞

エストロゲン(ろ胞ホルモン)
雌の2次性徴の発現を促進させる。

https://en.wikipedia.org/

濾胞とは、卵巣の中に多数存在する球状の細胞のかたまりで、その中には1個の卵細胞が含まれ、それを卵巣の細胞が包んでいる構造である。

卵巣黄体

プロゲステロン(黄体ホルモン)
妊娠を継続させ、排卵を抑制する。下画像の10が黄体である。

https://en.wikipedia.org/

精巣

アンドロゲン(雄性ホルモン)
雄の2次性徴の発現を促進させる。

2 COMMENTS

やり直し学習中

鉱質コルチコイドの説明ですが、「ナトリウムイオンの再吸収とカリウムイオンの排泄を促進」のほうが誤解がなくてよさそうです。
(「」内は『全部分かる人体解剖図』成美堂出版 より引用)

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管理人

>やり直し学習中さん
いつもありがとうございます・w・早速改善させていただきました。
今後ともよろしくお願いします。

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