ダイオウグソクムシとは?
ダイオウグソクムシ(Bathynomus giganteus)は等脚目スナホリムシ科に分類される甲殻類です。等脚目にはダンゴムシも含まれるため、よく巨大なダンゴムシという説明がなされます。体長は45cmにも達する巨大な生き物です。
2014年に鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で死亡したダイオウグソクムシは5年間絶食したという記録が残っています。さらに体重は1040gだったものが死亡時には1060gになっており、なぜか20g増えていました。
このダイオウグソクムシを解剖してみたところ、胃の中は淡褐色の液体で満たされていました。この液体を顕微鏡観察するとそこには酵母菌が生息していました。
ダイオウグソクムシが絶食しても何故生きていられたかは未だ明らかになっていませんか、この酵母菌との何らかの共生関係によってエネルギーを得ていたと推測されています。
普段は魚なんかを食べて生活しています。