オペロン説-トリプトファンオペロン-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トリプトファンオペロンとは

大腸菌はトリプトファン(アミノ酸)がなくては生きていけない。大腸菌はトリプトファン合成酵素を持っており、トリプトファンが無い時は、トリプトファン合成酵素の遺伝子群(トリプトファンオペロン)が発現している。しかし、トリプトファンがある時には、リプレッサーによって転写が抑制されている。まとめると、次のようになる。

トリプトファンオペロン

http://classes.midlandstech.edu/

トリプトファンがない時

リプレッサーの遺伝子は発現し、リプレッサーは合成されているが不活性型である。そのため、オペレーターに結合できず、RNAポリメラーゼはトリプトファンオペロンを転写する。

トリプトファンがある時

トリプトファンがリプレッサーに結合し、活性型リプレッサーになる。すると、オペレーターに結合し、RNAポリメラーゼの転写を抑制する。

ラクトースオペロンとの違いは?

ラクトースオペロンの場合は、リプレッサーが始めから活性型として合成される。そのため、ラクトースがない時はリプレッサーがオペレーターに結合して転写を抑制する。一方、ラクトースがある時は、ラクトース代謝物と結合し、不活性型リプレッサーとなり、転写が促進される。つまり、トリプトファンとはON・OFFが逆なのだ。

トリプトファンオペロン:トリプトファンあり→転写スイッチOFF

(トリプトファンがないときは「トリプトファンを合成するための酵素」がON)

ラクトースオペロン:ラクトースなし→転写スイッチOFF

(ラクトースがあるときは「ラクトースを分解するための酵素」がON)

ラクトースオペロン

http://classes.midlandstech.edu/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. MASAMUNE より:

    ラクトースオペロンとの違いについて、ラクトースがあるときは”分解するための”酵素がON、トリプトファンがないときは”合成するための”酵素がONと記載した方が分かり易い気がするのですが、いかがでしょうか。

    1. 管理人 より:

      返信が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
      アドヴァイスいただきありがとうございました。コメント内容を記事に反映させております。
      今後ともよろしくお願いいたします。

コメントを残す

*