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サーバーの基本:メールサーバーとファイルサーバー

メールサーバーとは

電子メールの世界において、郵便局の働きをしてくれるのがメールサーバーです。パソコンからメールを送ると、近くのメールサーバーに転送され、宛先のメールサーバーへと送られます。宛先のメールサーバーからユーザーへと届けられ、メールの送信が完了します。

送信サーバーと受信サーバー

メールサーバーには送信サーバーと受信サーバーの2つがあります。送信サーバーは送信専用のサーバーで、STMPサーバーとも呼びます。

一方、受信サーバーにはPOPサーバー、IMAPサーバーの2つがあります。POPサーバーではメールがそれぞれのパソコンに送られた後には、POPサーバー上からは消去されます。一方、IMAPサーバーは受信サーバーに保存され、どの端末からでも確認することができます。

ファイルサーバーとは

ファイルサーバーはデータ保管場所を提供するサーバーです。ファイルサーバーにデータを保存しておけば、社内のLANに繋がっているパソコンならどこからでもアクセスすることができます。また、ファイルに閲覧権限を設けることで、あるグループのみ閲覧可能など、様々な管理を行うことができます。

ファイルサーバーとデータベースの違い

でーたべーすサーバーとは、データベースという単位のものに、データを蓄積するサーバーです。ファイルサーバーでは、ファイル単位でデータを扱いますが、データベースサーバーはファイルに保存されてあるデータ単位でデータを扱います。データベースサーバーは主にプログラムで扱われることが多く、文字列や数字の羅列となっています。

FTPサーバーとファイルサーバーの違い

FTPサーバーはファイルサーバーと機能としては同じなのですが、通信方式が違います。windowsの共有フォルダではSMB(Server Message Block)やCIFS(Common Internet File System)という通信方式が使われますが、FTPサーバーはFTP(File Transfer Protocol)という通信方式を使います。

FTPサーバーはインターネットなどを利用した遅い通信が使われますが、確実に情報を届けることができます。一方、SMPやCIFSは社内LANなどの速い通信が使われますが、不安定な通信の場合にはデータが破損するなどのデメリットがあります。

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