ヘビは赤外線をどうやって見ることができるのか?ピット器官の謎

ヘビはピット器官で「赤外線」を感じる

ヘビの仲間の一部(ニシキヘビ科とクサリヘビ亜科)には、ピット器官と呼ばれる器官があり、赤外線を刺激として受容することができます。赤外線は熱を持っている物質ならば必ず発している電磁波であり、つまり一部のヘビは「熱」を見ることができるのです。

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日本ではマムシ(クサリヘビ科)はピット器官を持ちますが、アオダイショウ(ナミヘビ科)は持っていないと認識されています。ヘビの熱センサーは非常に優れており、0.1℃の温度変化を感じることができます。また、ピット器官は左右にあり、視覚と同様に立体視して対象までの距離を測定できるのではないかとも考えられています。実際に、ニシダイヤガラガラヘビは目を覆われていても獲物を追跡することができます。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の生物学者、デービッド・ジュリアス氏は、赤外線を熱として感知する物質を突き止めたと発表しました。また、この神経経路でヒトが持つものに対応するのは、「ワサビ受容体」である可能性が高いとのことです。

また、ピット器官は獲物捕獲のために特別に進化したと仮定されていました。しかし、最近では体温調節のために進化を遂げたのではないかとの仮説も提唱されています。ヘビが熱い迷路で熱避難所を見つける能力をテストした実験では、ピット器官を持つヘビは迅速・簡単に避難所を見つけることができました。ともかく、体温調節か、獲物捕獲か、どちらが先かはわかりませんが、優れたピット器官を獲得するに至りました。

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