植物の運動-成長運動と膨圧運動-

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植物は「運動」する

植物は動物のように筋肉があるわけではないが、「運動」を行うことができる。植物の運動は大きく成長運動膨圧運動の2つに分けることができる。

成長運動

成長運動は部分的な成長の差が生じることによって起こる運動であり、もとに戻ることができな不可逆的な運動である。成長運動には屈性傾性がある。

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屈性

刺激に対して、ある決まった方向に屈曲する成長運動を屈性と呼ぶ。茎や根の光屈性重力屈性、エンドウ豆のツルが巻き付く接触屈性、根が水分を感知して伸長方向を変える水分屈性などがある。

傾性

刺激の方向とは関係になしに起こる成長運動を傾性と呼ぶ。タンポポが開花する光傾性、チューリップが開花する温度傾性などがある。

屈性と傾性の違い

よく聞かれる質問であるが、屈性と傾性の違いは、「ある刺激に対して方向性を持っているかいないか」である。屈性は方向性を持っており、傾性は方向性を持っていない。

また、ややこしいことに傾性の場合、成長運動だけでなく膨圧運動にも含まれる。開花に関する温度傾性、光傾性は成長運動であり、オジギソウなどの接触傾性は膨圧運動であることを押さえておこう。

膨圧運動

細胞内の膨圧の変化によって起こる可逆的な運動を膨圧運動と呼ぶ。膨圧運動には、オジギソウなどのマメ科植物の就眠運動気孔の開閉、オジギソウの接触傾性などがある。

成長運動・膨圧運動まとめ

植物の運動をまとめると次のような表になる。傾性が成長運動・膨圧運動どちらにも含まれていることに注意しよう。

植物の運動 成長運動 屈性
傾性
膨圧運動 就眠運動
気孔の開閉
傾性
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