生痕化石とは
地質時代の生物が生きていた時の、生活の痕跡が残った化石を生痕化石と呼ぶ。生痕化石には次のような種類がある。
- 足跡
- はい跡
- 巣穴
- 食い跡
- 糞
- 傷跡・病気:正常に生育できずに変形した骨格など
- 生理・生殖行動:琥珀中に残された昆虫化石など
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生痕化石からわかること
生痕化石から様々な生きていた当時の状況を推測することができる。例えば、歩幅や足跡からは、恐竜がどのように歩行していたかなど、歩き方を推測することができる。また、生物体の化石は必ずしもその生物種がその地域にいたことを確定できるものではないが(死体が流れ着いた可能性もある)、生痕化石は作られた場所から殆ど移動しないので、堆積環境を示す示相化石として役立つ。