ちょっとディープな生物の世界

敵に襲われると恐ろしい量の粘液を吐き出すヌタウナギがすごくヌチョヌチョ

ヌタウナギとは?

ヌタウナギはウナギのような姿をしていますが、ウナギとはかなり遠く離れた種です。ヌタウナギは頭蓋骨はありますが、脊柱を持っていません。体の真ん中を通る骨は脊椎ではなく軟骨の脊索です。

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また、顎もありません。極めて原始的な脊椎動物のグループです。魚以前の存在と言えばわかりやすいでしょう。

ヤツメウナギは通常、長さが約50 cmほどです。最大の種はEptatretus goliathで、127 cmのものが確認されています。普段は生き物の死骸を好きこんで食べる海の掃除屋です。

凄まじい量の粘液を出す

ヤツメウナギは100個を超える粘液線を持っており、自分がピンチになると長さが15cmほどの粘液の糸を放出します。この糸は水に溶けると膨らみ、ヌルヌルの物体へと変化します

粘液は捕食者のエラに詰まる

水中を生きる生物にとっては、この粘液はエラ呼吸をする生物にとっては致命的で、エラに入り込むと窒息してしまいます。そのため、ヌタウナギは中々魚の胃袋から発見されず、イルカやアシカなどの鰓のない生き物から発見されます。エラがなければどんなに粘液を出されたとしても気持ち悪いだけです。

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