ニューロンの構造

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ニューロン(神経細胞)とは

神経細胞はニューロンと呼ばれており、細胞体樹状突起軸索に分けることができる。細胞体には核があり、樹状突起にはアクチンが蓄積された棘突起(スパイン)がある。軸索の先にはシナプスがあり、他のニューロンのスパインに繋がっている。

nyuron

http://blog.livedoor.jp/

刺突起(スパイン)の数が学習などに重要だと認識されている。

私たちの研究チームが現在注目している対象の一つに、『樹状突起スパイン』というシナプスの特殊構造があります。樹状突起スパインとは神経細胞の樹状突起から突き出ている小区画であり、脳のほとんどの興奮性シナプスの入力を『受信』しています。樹状突起スパインは脳の正常な成熟課程を通じて成長し、精神遅滞や認知障害など、人間の多くの神経病では失われたり異常に変形したりします。また、樹状突起スパインは可動性を備えており、動物の経験や脳の電気的通信に応じて数や形状が変化します。例えば、豊かな環境で育てられたラットは、刺激の少ない環境で生きているラットよりも多数のスパインを持っています。また、シナプスの刺激によって新しいスパインが生産されることもあります。このため、樹状突起スパインはシナプスの決定的な構造であると信じられています。樹状突起スパインの数、寸法、形状の調節は、シナプスの可塑性および学習と記憶にとって極めて重要である、ということは広く認められています。

http://www.brain.riken.jp/

刺激が少ないと、棘突起の数が減少するとの研究結果もある。

supain

臨界期に限って左目を4日間ふさいだマウスでのスパインの数が減少していた(図4)。左目からの入力が失われたため、スパインが「剪定」されたのではないかと考えている。

http://www.brh.co.jp/

ニューロンの種類

ニューロンには感覚ニューロン運動ニューロン介在ニューロンなどがある。感覚ニューロンは求心性(刺激を中枢神経に伝える)で、運動ニューロンは遠心性(刺激を中枢神経から効果器に伝える)、介在ニューロンはニューロン同士の間に入る連結係である。

kankaku

undou

kaizai
http://www2.edu.ipa.go.jp/

有髄神経線維と無髄神経線維

ニューロンは髄鞘(ミエリン)を持つか持たないかで区別することもできる。髄鞘とはシュワン細胞オリゴデンドログリア(オリゴデンドロサイト)の細胞膜が何重にも巻き付いて作られる絶縁性の鞘のことである。

syuwan

http://blogs.yahoo.co.jp/

オリゴデンドログリアとはグリア細胞の一種で、グリア細胞とは神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称であり、ヒトの脳では細胞数で神経細胞の50倍ほど存在していると見積もられている。

origo

http://www.jst.go.jp/

シュワン細胞などが軸索に取り巻き、何重にもなった構造を髄鞘と呼ぶ。髄鞘を持つものを有髄神経繊維と呼び、持たないものを無髄神経繊維と呼ぶ。脊椎動物の神経は交感神経を除いて有髄神経となっている。下画像が示す通り、無髄神経と言っても支持細胞が取り巻いている。しかし、髄鞘のような層構造は形成していない。このような構造を神経鞘と呼ぶ。

muzuiyuzui

http://physiol.umin.jp/

有髄神経の髄鞘と髄鞘の間には、ランビエ絞輪と呼ばれるくびれがあり、そこだけニューロンの軸索がむき出しになっている。

https://socratic.org/

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*