不完全連鎖-乗り換えと組み換えの違い-

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乗換え

相同染色体が対合した際に、染色体の一部が交換されることがある。この現象を乗換えと呼ぶ。

組換え

遺伝子が連鎖していた場合、乗換が起こることによって遺伝子の組み合わせが変わることがある。この現象を組換えと呼ぶ。また、組換えが起こった連鎖を不完全連鎖と呼ぶ。一方、組換えが起こらない連鎖を完全連鎖と呼ぶ。

下図では、ABC/abcが作る配偶子は本来、ABC×2とabc×2であるが、途中で乗換が起こり、ABC、ABc、abC、abcとなっている。

組換え

乗り換えと組み換えの違い

乗り換えは染色体が一部交換されることを指す。組み換えは遺伝子が一部交換されることを指す。当然であるが、組み換えは乗り換えなしでは起こりえない現象である。染色体を見るか、遺伝子を見るかによって呼び方が異なるということを理解しておこう。

組換え価

どれくらいの割合で組換えが起こったのかを示す%値である。組換えによって生じた配偶÷全体の配偶子数×100で求めることができる。

組換え

例えば、上の図で配偶子がAB:Ab:aB:ab = 8:2:2:8の割合でできたとしよう。すると次のように組換え価を求めることができる。

(2+2) / (8+2+2+8) ×100 = 10%

なお、図などが場合、AB、abとAb、aBのどちらが組み換えが起こった配偶子かを見分けなければならない。その場合には、全体を見て少ないものを探せば良い。組み換えが起こった配偶子は、組み換えが起こらない配偶子よりも多くなることはないのである。

また、配偶子AB:Ab:aB:abの割合が1:1:1:1だった場合を考えてみよう。配偶子の内2つに組換えが起こっている。よって、2÷4×100=50%となる。組換え価が50%だと遺伝子は独立していると言え、遺伝子が連鎖しているという前提が間違っていることが判断できる。

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