茎と根の成長-オーキシン-

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オーキシン

細胞の成長を促進させる物質の総称をオーキシンと呼ぶ。天然のオーキシンはインドール酢酸(IAA)と呼ばれる物質であり、人工的に作り出されたオーキシンとしてナフタレン酢酸(NAA)2,4-D(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸)などがある。

 オーキシン

インドール酢酸http://ja.wikipedia.org/wiki/

オーキシンのその他の働きとして、側芽の成長抑制、落葉・落果の抑制、発根(不定根)の促進などがある。様々な作用があるが、成長を促進させる大元の物質と理解しておけば良いだろう。

屈性

ある刺激に対して、一定の方向に屈曲する性質を屈性と呼ぶ。屈性は細胞伸長の偏りによって生じる。これを成長運動と呼ぶ。屈性には光屈性、重力屈性、水分屈性、化学屈性、接触屈性などがある。

刺激に対して進む成長運動を正(+)の屈性、刺激の反対方向に進む成長運動を負(-)の屈性と呼ぶ。

  1. 光屈性:茎+、根-
  2. 重力屈性:茎-、根+
  3. 水分屈性:根+
  4. 化学屈性:花粉管+
  5. 接触屈性:巻きひげ+
重力屈性

重力屈性http://blog.sizen-kankyo.net/

傾性

刺激の方向とは関係になしに起こる成長運動を傾性と呼ぶ。タンポポが開花する光傾性、チューリップが開花する温度傾性などがある。

屈性と傾性の違い

よく聞かれる質問であるが、屈性と傾性の違いは、「ある刺激に対して方向性を持っているかいないか」である。屈性は方向性を持っており、傾性は方向性を持っていない。

また、ややこしいことに傾性の場合、成長運動だけでなく膨圧運動にも含まれる。開花に関する温度傾性、光傾性は成長運動であり、オジギソウなどの接触傾性は膨圧運動であることを押さえておこう。

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