ちょっとディープな生物の世界

細胞内構造の研究方法

細胞分画法

細胞内の内容物を調べる方法である。細胞をすり棒ですり潰し、内容物をバラバラにする(内容物の構造は壊さない程度に)。その溶液を遠心分離器にかけることによって、密度の高いものから早くに沈殿していく。さらにその上澄みを遠心分離し…の作業を繰り返していく。

細胞分画法

次の順で沈殿していく。

核→葉緑体(植物細胞)→ミトコンドリア→リボソーム、小胞体 

細胞

同位体を利用した方法

同位体の中でも放射線を出す放射性同位体は、物質の動きを追跡するのに便利である。ある同位体を含む物質を細胞に取り込ませることによって、どこでその物質が利用されているのかを知ることができる。例えば、同位体3Hを含むチミジン(チミンとデオキシリボースが結合した物質)を細胞に取り込ませた所、核内にチミジンが移動した。この結果から、DNAの合成は核内で行われていることがわかる。

チミジンはRNAには使用されないため(RNAはTの代わりにU)、放射性同位体3Hを含むチミジンどれだけ吸収されたかによって、DNAの複製量を知ることができる。

細胞に取り込まれるチミジンの量は細胞増殖能と関係があり、細胞増殖分析として広く知られている方法です。
http://www.dojindo.co.jp/

GFPを用いた方法 

ある遺伝子にGFP(蛍光タンパク質)の遺伝子を挿入することによって、その物質がどのように発現し、どのような構造をしているのかを知ることができる。例えば、微小管にGFPを結合させることによって、細胞分裂時に微小管がどのような構造・動きをするのかをリアルタイムで知ることができる。

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